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パイロットになろうぜ。

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パイロットのつらさ


今日はこの仕事のつらさについて述べよう。ここではつらいことだけ述べるが、他で述べているようにすばらしいこともいっぱいあるからな。


残念ながらこの仕事にあるのは陰湿な類の辛さだ。

消防士みたいに肉体的につらい思いをすることもないし、出版社の人みたいに徹夜が続いてるということもないし、ITエンジニアみたいにパソコンをずっと見つめて目が疲れて肩も凝るってこともない。

まあ他の仕事の辛さを経験したわけでもないんだが、自分は学生時代は工学部だったので研究で忙しく、何日も学校に泊まってずっとパソコンの前に座ってた経験はある。

その時は『なんでこんな辛い思いしてんだ俺』なんて思ったりもしたが、この仕事のつらさの非じゃない。

どんな辛さか。

『これから仕事を辞めるまでずっと、地味な勉強と地道な努力を続けていかなければならない。そしてその努力の先にあるものは普通のサラリーマンみたいにでっかい契約だとかそんな華やかな業績ではなく、できなければ職を失うというネガティブなモチベーションによるものだ』ということだろう。

もちろんパイロットが全てそんなことを考えているわけではないし、僕の誇張も入っているが、僕らの仕事には『チェック』というものがある。これは前にも述べたよな。これに落ちるとどうなるか、しばらく飛べなくなる。で、また再チェックを受けてやっぱりだめだったら、、パイロットを辞めなければならなくなる。

と同時に『身体検査』があるってのも知ってるよな?こっちはもっとドウシヨウモナイ。

キャプテンになれば半年に一回。コーパイなら一年に一回、この二つの歓迎すべきイベントがやってくる。
身体検査の前日なんてめちゃくちゃ緊張して水をがぶ飲みしたりもする。

ただ、それらは全て『安全運航』のため。やらなきゃいけないことだ。
しかし、きついよ。同期の父親がもう60歳前半でパイロットをやっているのだが、この前お邪魔した時に来週チェックだからと言って、AIM(入社した時から渡されるパイロットのためのテキスト。こんど紹介しよう)を真剣に読んでいて驚いたほどだ。

まあありふれた言い方をすれば、『ずっと何かに追われてる』みたいな仕事だ。

追記:この記事について質問をもらったので、少し深く掘り下げてみた。興味のある人は読んでみてほしい。
パイロットのつらさについて質問です。


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